その家独自の宗教みたいのあるよね。

実家がそうなんだが、親戚や近隣の人にまったく知られないように秘密厳守で、何かウザイ。

崇めてるのが古く汚れた魚みたいな像で、拝む文句も、フーフシ、アヨカニ・・・て感じで意味不明。

色々と決まった日に儀式もあり、その儀式のひとつで起きた話。

儀式の意味は知らないが、夏のある日、夜に家の後継ぎ(俺)がマッパで海に入り拝む、とゆうやつ。

毎年何もなくやってきたが、その時はヤバかった。

拝みながら立ち泳ぎをしてると、次第に体の疲れと海の冷たさで頭がハイになって、しまいには半笑いで大声で拝む俺。

そして、もう体と海の境さえわからない感じになった時、何かに掴まれたのか分からんが、凄い速さで海に引き込まれた。

引き込まれながらも頭はハイで、体の感覚は無いのであまりパニくらなかったが、ガボガボ海水が口に違和感なく入ってきた。

ぼ~っとしながらも、目には夜の海中が見えてるのだが、真っ暗のはずが俺の横に、一緒に海へ潜ってる様なやつがいた!

ただ青白くボヤッと光る体の輪郭しかわからなかったが、頭の部分が妙にとがってた。

そこで意識を失ったんだが、どうやら岸で待ってた父と祖父に助けられたらしい。

車に乗せられる所で気が付いた。

口の中に真珠が五つ入ってた。

それを見た祖父は、

「今年は返事が来たか」

と言ったが意味不明。

未だに聞いても、まだ早いらしく教えてくれん。

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