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  • 高卒の介護職員が104歳のお婆さんを救った一言

ちょっといい体験談2022.10.27 sagyouyou

高卒の介護職員が104歳のお婆さんを救った一言

閲覧数:602人 文字数:2248 いいね数:4 0件

私以外の登場人物

後輩A:私の後輩。高卒の新人。人間的には良い奴だが、社会人的にはKY。

Bさん:104歳のお婆さん。先日天寿を全うされました。

現場

老人施設。いわゆる特養。

私はとある老人施設で働く介護福祉士で、業務の他にも新人の指導育成も担当しています。

高卒で就職してきた後輩A君は、言葉遣いは悪いんですが、人間的には好感が持てる男でした。

基本的に目上には丁寧に接しようとするも、言葉遣いや言動が、どうしても高校の先輩後輩的なノリになってる、と言った感じで。

施設を利用するお年寄りに対しても、自分の親戚に話しかけるみたいなノリが多く、その辺が特に指導の対象になっていました。

基本的に、利用者に対しては敬語、丁寧語で接し、タメ口は好ましくないとされています。

仕事は真面目だし、頑張って覚えようとしてるし、返事もしっかりとする。

それだけに、言葉や言動が社会人的にはKYで評価を落としてるのがもったいない、と私も他の同僚も思っていました。

そんなA君ですが、先日、結果的にですが良い意味でやらかしてくれました。

当時、施設には104歳になられたBさんと言うお婆さんが暮らしていました。

このBさん、晩年に体調を崩すまでは100歳を超えてもカクシャクとした方で、立って歩く事こそ出来ませんでしたが、それ以外は
大半の事が自力で出来ていました。

本人も「私は元気なだけが取り柄」と笑って話すのが印象的な方でした。

そんなBさんでしたが加齢から来る病気や体調不良には勝てず、肺炎を患い、治ってからも以前のようには体が利かず、すっかり弱気になっていました。

以前は、自分で食べれていた食事は人の手を借りなければ無理。

以前は、しっかりと形のある米を食べれていたのに、今は全粥。

以前は、トイレに座って排泄が出来たのに、今はオムツ。

わずか数ヶ月の間の変化でしたので、健康が自慢だったBさんには耐えがたかったと思います。

「私はもうダメなんだね。すっかり弱ってしまって、情けないね」

と、弱々しく話すBさんは、以前とは別人のようでした。

その日も、A君の指導をしつつ一緒にBさんの居室を訪れました。

私はBさんの介助を行いつつ、A君には手順の説明、その際にBさんにはA君とも話してもらっていました。

その時もBさんは 

「若い人にこんな世話をかけてごめんね。すっかりダメになっちゃって」

と弱気な発言が目立っていました。

が、その時にA君は持ち前のKYっぷりを発揮してくれました。

「え? 100歳超えてるんだから、体にガタが来て当たり前じゃないっすか!?」

「それに、ついこの間まで元気だったんでしょ? どんだけ頑丈で長持ちだったんですか!?」

「俺みたいなガキからしたら、104歳まで健康だったとか、信じられないっすよ! 尊敬します!」

不覚にも、一瞬「おまっ!?」と思考停止しかけました。

言いたい事は分からないでも無いですが、さすがにKY過ぎると、Bさんにフォローを、と思ったら・・・・・・

「あははははははは! あんた、面白い事言うね!」

何とBさんは大笑いを始め、しばらく笑い止みませんでした。

「・・・・・・そうよね、私は頑丈で長持ちしたのよね」

「この年まで健康だったし、玄孫もいるし、市からも長生きで表彰されたのよね」

「あんたみたいな考えがあるんだね、ありがとう」

と、笑いながらA君の手を握って感謝していました。

A君は

「え? 俺そんな大層な事言ってないっすよ!?」

とオロオロw

私は空気でした。

その後、Bさんは体調は回復しませんでしたが、以前のような明るさが戻りました。

「私はこの年まで、頑丈で長持ちしたんだよ」

「これからも迷惑かけるけど、よろしくお願いしますね」

と、いつも笑顔で話すようになりました。

同僚から「良い事だけど、何でだろ?」と聞かれ、理由を伝えると、そろって「おいおい・・・・・・」といったリアクション。

やっぱそう思いますよね?

A君も、「いや、俺そんなつもりじゃ・・・・・」と困惑気味。

もちろん、あの後は説教済みです。

Bさんはその後、半年ほどで天寿を全うされました。

病没ではなく、完全に寿命です。

植物がゆっくりと枯れ落ちるような、そんな生き物として自然なタヒでした。

亡くなる前日まで、介助等で関わるたびに、全ての関係者に「ありがとう」と言い続けてくれました。

A君のKYな発言が結果的にBさんの心を救った事は間違いなく、Bさんの最期はとても穏やかだったと思います。

・・・・・・ですが、だからと言って社会人的にそれが許容されるはずも無く、A君はほぼ毎日、先輩職員からの「てめぇ、いい加減に
言葉遣いを改めろ!(意訳)」と説教される日々です。

まぁ、多少はマシにはなって来てはいますが。

何だかんだで、皆から好かれる人間忄生は、私や他の同僚も認めてるんだから、早い事さらに一皮向けて大人になれよと願いつつ
書き込んでみます。

長文過ぎた。申し訳ありません。

出典元:
胸がスーッとする武勇伝を聞かせて下さい!(132)
  • ちょっといい体験談

介護施設老人介護新人KY

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