30年以上昔、大学生の頃の体験
仲の良かった4人でスキーにいったが、ゲレンデから離れて処女雪を滑った
そうこうしてるうちに道に迷い、おまけに吹雪いてきた
なんとか山小舎を見つけたが、吹雪こそ凌げるが暖をとるものは何もない
勿論眠ったが最後、凍死だ
そこで単純なゲームをすることにした
小舎の四隅に各々が座り、1人が隣の隅まで歩く
そこで座ってる奴が歩いて来た奴に場所を譲り
隣の隅に歩いてく
こうすれば眠ることはない
結局俺たちは一晩そのゲームを続け翌朝吹雪もやみことなきを得た
何年もたってから不自然な事実に気づいた
このゲーム、最初の1人が移動した隅は永久に使われない
だが部屋を斜めに横断して移動した記憶はなく常に壁に沿って移動した
つまり俺たちはそのゲームを4人ではなく5人でやってたことになる
当時の仲間のうち2人は死に、もう1人は消息不明
したがって真相は死ぬまで分からない
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