出張で金沢に逝った事があったんだ。 夏休み最後の週末で、特急列車のホームは見送り客でイパーイだった。 そしたらリュックサックをしょった小さな男の子と女の子が勢いよく特急に乗り込んでいったんですよ。 その後ろから 「ほら、…
爺やにバイバイ
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出張で金沢に逝った事があったんだ。 夏休み最後の週末で、特急列車のホームは見送り客でイパーイだった。 そしたらリュックサックをしょった小さな男の子と女の子が勢いよく特急に乗り込んでいったんですよ。 その後ろから 「ほら、…
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祖父が死んだ時の話。 今まですげぇ可愛がってくれてた祖父が、半年ほど入院して死んだ。 90を超えた大往生。 深夜に病院に呼び出されて行ったら、もう結構ヤバイ状態。 お世話になりましたってのが祖父の最期の言葉で、それを聞い…
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友人Yから聞いた話。 今から二年ほど前、Yの爺さんが死んだ。 Yは昔から超が付くほどの爺さんっ子だったもんだから、葬式のときなんかは年甲斐もなく、鼻水たらしながらわんわん泣いたらしい。 ちょうどその爺さんが死んでから、初…
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実家から遠く離れた地域に転勤になり、なかなか馴染めなくて辛い思いをしていた時。 83歳のジィちゃんが段ボールの小包を送って来た。 田舎の古い商店でしか売ってないような昔のお菓子が一杯詰まってた。 こんな昔のお菓子、今は売…
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田舎の祖母が入院してるので実家に数日戻ってきた。 祖母はあんまり長くないらしい。 祖父母は九州に住んでて祖父は完全に頑固一徹の昔ながらの親父って感じ。 男子厨房に入らずを徹底して、晩酌は日本酒(必ず熱燗)・ビール・ワイン…
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12年前に死んだおじぃの部屋から、当時小学6年だった私と一緒に折った紙飛行機が見つかった。 「懐かしい」なんて手に取ったら紙が茶けててボロボロ、破れた隙間から何か文字が見えた。 広げて見ると、おじぃが当時の私に書いたもの…
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社会人になって初めての誕生日の前日、会社の帰りに駅の改札を出たところで祖父に会った。 祖父は隣県に住んでて、その日うちに来るなんて聞いてなかったからビックリして 「おじいちゃん、どうしたの?」 って聞いたら 「時間が無い…
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ウチのじいちゃんは72になるというのにエロパブに通っている。 こないだ俺も連れてってくれってお願いしてみたら言われた名言。 「金と乳は自分の手でつかめ」 いいね 0
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小学校1~2年生まで自分は感情の起伏の無い子供だったらしく、両親がとても心配してよく児童相談所や精神科みたいな所に連れていかれていた。 その時も面倒くさいとも楽しいとも思った事は一切無く、自閉症気味と診断されていたそう。…
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俺の親父の実家がある村の話。 父親の実家、周囲を山にぐるっと囲まれた漁村(もう合併して村ではないけど)なんだ。 元の起源は、落ち延びた平家の人間たちが隠れ住んだ場所で、それがだんだん村になっていった感じ。 まぁそんなこと…
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祖父から聞いた話なのですが祖父がまだ20代の頃すんでいた賃貸アパートの話です そこのアパートの寝室は和室で隣の居間とふすまで繋がったいたそうです。 ある夜、寝ていたら突然金縛りにあい 「スパー-----ン!」 とふすまが…
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俺は物心ついた時から霊感が強かったらしく、話せる様になってからは、いつも他の人には見えない者と遊んだりしていた。 正直、生きてる者とこの世の者ではないものとの区別が全くつかなかった。 知らないおじさんが玄関から入ってきて…
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現在、私の実家は改築工事の為に解体されている。それは今は亡き祖父母の家で、今までにも何度も増改築を繰り返して来たが土台の痛みが酷く、去年祖母が他界した事もあって、ついに全面的な改修に踏み切ったのである。 話は解体工事の当…
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私が初めて幽霊と、それを見える人を信じた話。 私の地元では人が亡くなると、葬式とかに霊媒師みたいな人間が来るっていう決まり?伝統?のようなものがあった。 亡くなった人が身内に何を伝えたいか聞いてそれを伝えるっていう、よく…
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俺が以前、探偵!ナイトスクープを見ていたときのこと 二つ目の、松村がアスレチックに挑戦するという依頼のあとで、 「亡き祖父が生前伝えたかったことを知りたい」という依頼があった。 「あぁ、また恒例の局長泣かせか」と思って、…
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私は二十歳の時出来ちゃった婚で結婚、出産。周りの反対の中じいちゃんだけはかばってくれました。小さい時からじいちゃん大好きで、母に叱られる度、泣きながらじいちゃんの布団に潜り込んでたっけなー。 子供が産まれたときも暑い中、…
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俺の近所に住んでた爺さんの話。 一人暮らしだった爺さんは子供好きで、ちっちゃい頃の俺もよく遊んでもらってた。 ある時、爺さんの家で見た暴れん坊将軍(だったと思う)の1シーンで老中と主役が「じい」「若」と呼び合うのを二人で…
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私の祖父は、孫娘の私が見ても紳士然とした人物だった。 祖母に言わせると、出征前後でだいぶ変わったらしい。 酒タバコは一切やらず、賭博や女にも縁が無く、菜食主義者で几帳面。 それらのほとんどは、戦地から戻って始まった事だと…
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俺さ小さい頃、一人っ子で両親共働きだったから、鍵っ子って奴だった。 だからさちょっと内気で友達もできなくてさ、よく、じいちゃんの家に行ってた。 じいちゃんはさ、会社の社長でさ忙しかったけど俺が行くと絶対遊んでくれたよ。 …
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御歳84になるおじいちゃんが言いました。 「僕はね、昔、まあ今もだけど。運動も勉学もロクにできなかった」 「友達もいないし。顔も悪い。いつもひとりぼっち」 「だから、死のうと思ったことがある」 「でも、死んでしまったら僕…
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