我が家の母はいわゆる「見える人」なんだが

我が家の母はいわゆる「見える人」なんだが意識して見ようとしなければ見なくて済むらしい

んでその母が俺の中学校のOGだから怖い話が出てくる出てくる

曰く「俺が今通ってる時には2-4になってる教室には首のない生徒が出る」

ただ「別に悪いモノではない、生霊に近くて普段の生活を続けてるだけだから気にするな」って

言われたら気にするじゃん!?

半泣きになったら笑いやがったｗ

母はその教室でその幽霊を見たわけではないらしい、実際は職員室で見たそうだ

当時すげー厳しかったらしく職員室に入る時もノックして開けて一礼するってのが基本みたいな

でもまぁたまに職員室の扉って空きっぱなしの時があるじゃん？

んで俺の母は一応ノックして一礼しようかと思ったワケ

でも目の前でスーっと職員室に入っていく男子生徒が居たんだってさ

んで「なんだ！いいんじゃん！」と思った母はそのままその生徒に付いていく形で職員室に入ったらめっちゃ怒られたそうな

「さっきの子はいいのにダメなんですか？」と聞いたら

「？Ｍ(母)以外は教室に入ってきてないぞ？」と担任

思えば違和感があったらしい

そういえば母はその男子生徒が目の前すぎて「背中」しか見てなかったんだか

頭…あったっけ…？　と

別にその後霊障にあったりなんかは無かったから無害だと思って放置したらしい、別に祓える人じゃないしな

ただ霊だけじゃなく人間の悪意にも敏感な人で、昔新興宗教に誘ってきた人間などは初対面でも「獣のような臭いがしてこいつは駄目だと思った」とか言ってた

俺は零感なんでその辺全然わからんのだけど

ただ昔冗談半分で母に聞いたんだ、よくある守護霊とか悪霊とかが自分に居ないかみたいな奴

そうしたら滅多に見ない真顔で母親に言われた言葉があった

「お前は背負ってる業が重すぎてそんなものは何も憑かない、近寄りもしない」

「だからといって安心もするな、それだけの業を背負ってるっていうのは悪霊が憑くよりもっとひどい」

「お前はクリスチャンが身近に居て神職関係してこれから仏教の手伝いの仕事をやるんだ、なんでそんな運命に居るか考えろ」

って言われたわ

カーチャンがマジで見えるかは実際わかんね

祖父が死んだ時に数度夢枕に出たとかってのは聞いた、俺の夢枕にも出たけど

ただ祖父の黄泉への見送りを夢で行ったらしい

既に逝ってしまった親戚たちの所へ送ったそうだ

でもそういう不思議な事はあると思ってる、だから俺は老人が困ってたら助けるしどんなジャンルの神様でも手を合わせたりする

なんだろうな、そういうのが大事だなって思うんだ

うまくオチがつかなくてすまんな