「チャリンコに乗った爺さん(以下爺)」
この爺が何かにつけて邪魔だと思った路上の女性や子供を、いきなり大声で脅しつけて去っていく姿を何度も見ていた。
突然後ろから大声で怒鳴りつけられ驚いて悲鳴を上げる女性や子供も見た。
多分だけど爺はその悲鳴に悦に入っていたんじゃないかな?
若しくは快楽を味わっていたかもしれない。
そんな爺を時々見かけ、その度に苦々しく思っていたが、なにせ一瞬の事だし、部外者でもあって何もできなかった。
が、ある日帰宅途中で歩いている俺に向かってその爺が怒鳴ってきた。
その日は疲れていて目頭を押さえながら猫背でトボトボ歩いていたので、多分後ろから見たらしょぼくれたおっさんに見えたんだろう。
スーパーラッキーだ。
俺はここぞとばかりに怒りを露わにし(といって相手は高齢者だし、勿論だけど本人に手は出していない)、
「いつも弱い者いじめしているのを見てるぞ」
と伝え
「俺の嫁がお前に脅された」
とうそをつき、DQNな行為だが乗っていたチャリの前かごをバンバン叩いてぐうの根も出ないほど説教した。
そして最後にもし次にたとえ他人でも弱い者いじめしているのを目にしたら、貴方がお年寄りといえども今度は手を出すかもしれないと伝えた。
あれから爺は一切見ない。
若しくはチャリを止め歩いているのか?
それとも唯一の楽しみを奪われ家でしょぼくれてしまったか?
ただ、考えるとお年寄り相手に酷い事を言ってしまった事は事実で、逆に俺自身が弱い者いじめをしてしまったのか?と自問もした。
でも脅されて悲鳴を上げる子供や女性が居なくなって良かったんじゃないかとは思う。
駄文でごめん。

コメントを残す