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恐怖体験談2020.05.21 hide

予知夢をよく見ていた幼なじみ

閲覧数:1,150人 文字数:3567 いいね数:2 0件

怖いってよりは不思議な話かもしれんけど、オレ的には怖かったので、ここに書きます。

オレがガキの頃、近所にAと言う幼なじみがいた。

学年も同じで、毎朝一緒に学校に行った。

Aは何故か未来のことをよく知ってて、その頃夢中だったマンガとか、アニメとかについて、来週どうなるかを教えてくれた。

なんで知ってるのか気になって、一体どこから聞いてきたんだと聞いたら、Aは「夢で見た」と言っていた。

おそらく予知夢みたいなものだったんだろうけど、その頃のオレはアホだったので、

「いいなー、オレも夢で見たいなー」

としか思ってなかった。

んでお互いに五年生になったとき、Aは死んだ。

トラックにひき逃げされて即死だったらしい。

Aの葬式は身内だけで行われ、遺体を前に最後の挨拶も出来なかった。

オレはしばらくAが居なくなったことを自覚できなかったけど、Aの妹が寂しそうにしているのを見て、少しずつAの死を認識していった。

んで最近の話。

先月のGWの時、田舎に帰省した。

Aの家の前を歩いてたら、Aのおばさんに会った。

「おひさしぶりです」

「あら、○○(オレね)君、すっかり大人になったねー」

なんて軽く立ち話をして、Aに線香でもとA宅にお邪魔した。

Aに線香を上げてから、またおばさんと世間話。

ふと、ぱたぱたと歩く音が聞こえてきた。

「○○にいちゃん!」

Aの妹だった。

Aが亡くなってから、オレはAの妹が寂しそうにしているのが見ていられなくなって、毎朝A妹と色んな話をしながら学校に行った。

そのうち、自然とオレのことをお兄ちゃんと呼ぶようになってた。

そのままA妹と二人で世間話。

「彼氏は出来たか?」

とか、

「大学はどうだ?」

とか、まぁ色々と。

そのうちAの話題になって、ふと聞いてみた。

「ひき逃げ犯は捕まった?」

「あ、うん、大丈夫・・・」

何か触れちゃいけないことに触れてしまったらしい。

それ以上は聞かなかった。

家に帰って夕食の時、おふくろに聞いてみた。

「Aってトラックにひき逃げされたんだよね?」

「あぁ、A君?そう言ってたんだっけ・・・」

「そう言ってたって、どういう意味?」

「確か・・・、詳しく知らないけど、変死とかなんとか」

「変死?脳卒中とか?」

「知らないけど、子供達にショックを与えないためとか、通勤途中の車に気をつけるように、トラックに轢かれたって話になったんじゃなかったかな」

「んじゃひき逃げじゃないのか」

「うん、そうだけど、詳しいことは知らないねぇ」

謎が深まってしまった。

その夜Aのことが気になって、卒業アルバムとか文集とかを引っ張り出して、片っ端から読んでみた。

Aの文章は至って普通だったが、『同じクラスの人を書いてみよう』ってやつで、Aのことを書いてる文章があった。

『A君は未来を知っててすごい。火事とかも知っててすごい。』

みたいなアホな文章だったが、それで思い出した。

オレはAとの通学途中、毎朝のように未来の話を聞いた。

オレの動機は至って自己満で、好きな漫画やアニメの来週の話が知りたくて知りたくてどーしようもなくて、アホみたいに毎日教えて君してたんだが、たまに全く関係ない話をすることがあった。

ある朝Aが家から出てくると、腕に包帯をしていた。

例によってオレは、アホな語り口で話しかけた(と思う)。

「どうしたそれ?」

「昨日の夜火事があって、やけどした」

「え、火事?どこ?痛くない?」

「ガッコー行く道の途中に、茶色い犬いるじゃん?あそこんち」

「マジで?見に行くぞ!!」

「おう!!」

っつって、二人でその家に駆けてったんだけど、家は火事にはなっていなかった。

茶色い雑種の中型犬が、いつもと変わらずオレ達に向かって吠えるだけだった。

「何だよ-、嘘かよー」

「いや、嘘じゃないもん。ホントに見たし」

その何日か後、その家は全焼した。

ちなみに、その火事で人とか死んでなかったと思う。怪我がなくて何よりみたいな話を聞いたし。

あとから新しい家が建って、あの犬も戻ってきてたと思う。

んでまー、その件でオレとAは、

「Aが夢で未来を見てる」

っていう結論に達した。

その頃「1999年7月にノストラダムスの大王が~」みたいな、世界の終わりがやってくるぞー的な話がはやってて、
オレはAに、「1999年7月に地球がどうなってくるか見てきて」と言った。

何日かしてAはオレに言った。

「何にもなってなかった」

「何だよ、つまんねー」

「でも、すごいゲーム機とか見たぞ」

「え、マジ?教えてよ!!」

ってことで、やはり予知夢を自己満にしか使えなかったアホなオレ達だった。

Aはその後、どんどん未来のことをと言うか、未来のゲーム機について教えてくれるようになった。

今で言うWiiとか、任天堂DSみたいな話も聞いた。

最後の方は、

「でかいテレビで、恐竜とか飛行機がテレビから飛び出してきた」

みたいなこと言ってたから、3Dのゲームなのかな。

今よりもっと未来を見てたのかもしれん。

で、それから程なくしてAは亡くなった。

文集を持ったまま色々思い出してるうちに、やはり死因がどうしても気になって、A妹に電話した。

「明日ヒマか?」

『昼間なら大丈夫だけど』

「んじゃ兄貴だからメシでもおごってやろう」

と言って、半ば強引にA妹と約束を取り付けた。

翌日、A妹と郊外のアウトレットに行き、メシを食って、午後3時前にはそこを出た。

帰りの車の中で、A妹とAの思い出話をする。

どう切り出すか迷ったが、A妹がAの予知夢の話をしたので、ここぞと思い、こう切り出した。

「予知夢が見られるなら、トラックの件も先に気づければよかったんだけどな・・・」

「うん・・・、あのね」

「うん?」

「これ本当は言っちゃいけないって言うか、言うなって言われてるし、あまり話したくないんだけど」

「うん」

「お兄ちゃん(Aのことね)、トラックじゃないの」

「・・・どういうこと?」

少し間をおいて、A妹は話し始めた。

「あの日のことだけど・・・お兄ちゃんと私は一緒の部屋に寝てたんだけど、朝起きたらお兄ちゃんはまだ寝てて、私は一人で居間に行ったの。ちょっとしたら、突然子供部屋からお兄ちゃんの叫び声が聞こえて、『ぎゃーー』って。お母さんが慌てて子供部屋に行ったら、お母さんも悲鳴あげちゃって。びっくりして私も部屋に行ったんだけど・・・そしたらお兄ちゃんが・・・」

オレは黙ってA妹の次の言葉を待っていた。

「・・・焼けて、死んでた・・・」

「焼けて?」

「黒こげって言うか、真っ黒って言うか・・・」

A妹の手が震えてた。オレも少し震えてた。

「私が子供部屋を出て、ほんのちょっとの間に、そうなって・・・」

オレは正直、言葉を無くしてしまって、ただ頷くことしか出来なかった。

「ごめんなさい、変な話しで・・・」

「いや、いいよ、オレもAの最後のこと、知りたかったから」

オレはその時、頭の中でぐるぐる色々と考えてて、もしかして人体発火現象ってやつか?と思い、更に一つだけ聞いた。

「ごめん、一つだけ聞きたい。人体発火現象って知ってるか?」

「うん、前に調べたことあるけど、あれじゃない。まるで炭のようになったって後から聞いた」

ほんのちょっとの間で炭に??そんなことあるのだろうか。どういうことだろう・・・。

オレとA妹は、そのまま言葉を交わすこともなく車を走らせ、「またね」の挨拶で別れた。

んで悶々として今に至る。

ここからはオレの予想でしかないんだけど、Aは予知夢で見た火事でやけどを負っていたから、もしかしたら、予知夢ですごい火力に遭遇したとか・・・。

でも、人体が瞬間的に炭になるようなことってあるんだろうか。

オレにはわからんけども。

Aは最後に何を見たのかなぁ。

出典元:
死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?241 - 5ch
  • 恐怖体験談

人体発火現象炭化幼馴染焼死予知夢

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