祖母は近所の年下の爺さんとできていた

父方の祖父の葬式でのこと。

前提として祖母は昔大病をしたため、脳に障害がある。

長いこと病気をして入院してた祖父が亡くなった。

父の実家には祖母が一人暮らしでたまに子供達が様子を見に行っていた。祖父の葬式はそのまま父の実家で行うことになったのだが、なんと祖母は近所の年下の爺さんとできていた。

この爺さんは近所にある祖父母のガレージを有料で借りて商売している。ここまでならまあよくある話で済ませられるのだが、この爺さんとっても図々しい。

祖父の遺体は父実家の一室に安置され、そこで仮に 通夜を行なったのだが、爺さんは参列客もいるのにも関わらず我が物顔で家に居座る。

お坊さんがお経をあげてる最中に台所の真ん中に座り込みビール片手に電卓を叩いていた。

これには気の小さい父も閉口するが参列客の手前揉めて追い出すわけにもいかず我慢していた。

翌日の通夜の後では何故か通夜振る舞いで祖母のとなりに座る爺さん。

私に酒をつげと指図するのでめちゃくちゃむかつき酒瓶で殴ってやろうかとも思ったがなんとか堪えた。

爺さんは酒を飲んで機嫌が良かったのか親族相手に説教をし始めた。

ここで父の姉の夫である伯父さんがブチ切れた。

他人の妻を不在のうちに寝取って我が物顔で葬儀に顔を出しているお前に人生を語られる筋合いは無いと爺さんの襟首を掴んで追い出してしまった。

ほっとしたのも束の間彼氏を追い出された祖母が、爺さんを戻さないと出て行くと大暴れ。

私も含めた親族全員で説得して事なきを得た。

このとき私は祖母を蹴り飛ばしてやりたかった。

親族全員がいつキレるかわからない一触即発の雰囲気が修羅場でした。