血がつながってるおじいちゃんじゃなくて、おばあちゃんの家の近くに住んでるおじいちゃんで、すごくお世話になった人がいる。
小さいとき、よく「♪お手手~つないで~野道をゆけば~」って歌を唄いながら手をつないで散歩につれてってもらった。
農家をやってる家で、牛を見せてもらったり、スイカをとってもらったり。
本当に皆が口を揃えていい人だいい人だっていうようなおじいちゃんで、大好きだった。
昨年癌になって、去年亡くなってしまったけど。
癌になったと聞いてからは、片道二時間くらいかかる距離だけど、なるべく会いに行くようにしてそのときも、震える手でお茶をいれてくれたり、自分が重病なのに帰るときは「あったかくして、風邪ひくんじゃねーぞ」とかいちいち真剣に言ってくれて。
すごく我慢強い人だったから、痛みとか相当あったはずなのに全然言わなくて 限界を超えて失神することまであったみたいで。
少しボケてたその家のおばあちゃんは、「痛いとも言わないし、あの人は苦しまずに逝ってよかった」って言ってた。
おじいちゃんのお葬式の日は、式場の入りきらないほどたっくさんの人がきた。
人のことばっか心配して、自分はそっちのけで。
神様みたいな人だったってみんな言ってたよ。
いつも優しくしてくれて本当にありがとう。
神様みたい
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