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恐怖体験談2020.01.16 hide

ホストをしていた頃の話

閲覧数:1,610人 文字数:2464 いいね数:1 0件

24歳男性です

体験談書きます、実話です

怖くないかもしれないけどよろしく

初めてホストクラブで働いたのは19歳の頃で高校を出て1年制の専門学校を卒業した直後に、就職に困って歌舞○町へと進出した

イメージではイケメンしか出来ない仕事だったけどやってみるとそんな事もなくて、ふかわりょう似の僕でも何とか食っていける仕事だった

女を騙すノウハウを毎日考えて、駅前を歩く女の子の気を引き店に連れ込んだ

恐らく一日に10組以上入れていたかな

それが所謂キャッチという作業なんですけど

普通ある程度客がいるホストは、キャッチに出ない行かないんです

新人が連れてくる客を自分の客にしようと、店内で接客するわけです

ホストをして二年程経った頃

ある程度偉くなり、ナンバーにも入り

客が来ない日なんて滅多になかったんですけどある日たまたまお茶引き(自分の客が一人も来ない事)になってしまい

客は一人も連絡が付かないし、店も暇だから仕方なく後輩とキャッチに出たんです

新○東口で女の子に声を掛ける

俺「飲みにいかない?^^」

女「いいよ、どこの店?面白そうだから指名してあげるよ」

一人目の女の子が突然引っかかったのでラッキーと思って店に呼んだんです

後輩に挨拶して店に行く事にして声を掛ける

俺「お-おっ先~^q^」

後輩「あ、戻るんすか?」

俺「ういうい^q^」

後輩「早いっすねー」

店に行く最中女はニコニコしながら話しかけてきて大事そうにデカいバックを抱えてる

(あぁこいつはホスト慣れしてないんだな、イイ鴨だわ)

なんて考えてながら笑顔で対応していた

すると突然女が立ち止まってこう言った

「女の子騙す時ってどんな気持ちなの?」

おいおい突然突っ込んだ質問するなぁ・・・

そう思いながらも今更店に呼べなくなっては困ると思った僕は

「騙すなんて思った事一度もないよ^^どして?」

と答えると同時に異変に気付いた

その時初めてその女をちゃんと見たのかもしれない

さっきまで女が持っていたバックだと思っていたものは

バックではなくて丸めた毛布だったんです

・・・!?

「この人も私を騙すつもりなかったと思う?」

この人・・・?毛布・・・?

二人の近く以外にこの人と呼ぶような人影はない

気付くと女は下唇を強くかみ締めていて口からポタポタと血が垂れていた

もう店の近くまで来ていたけどコイツ完全にバグってると思い、店から電話がかかってきたフリをして

「店が一杯みたいだからまた今度にしよ^^;」

と断ると女は無言で駅のほうに歩いていった

内心ホッとしつつ、変に気疲れしたと思い店に戻ろうとすると電話がなった、さっきの後輩からだった

後輩「あ、○○さん?もう店っすか?」

俺「そだよ-さっき変な女連れてきそうになっちゃってさ-」

後輩「マジっすか?僕も客見つけたんで戻ります-」

俺「ぅぃぅぃ-店で待ってるわ-」

店でオーナーと世間話をしていると後輩が店に戻ってきた

「お客様ご来店で-す!」

「いらっしゃいませ-!」

掛け声と共に後輩が女と入ってくる

!?!?

後輩が連れてきた女はさっきのワンピースの毛布を持った女

その瞬間またビックリ

オーナーがキッチンへと突然走り荒塩を女目掛けて投げつけだした

後輩と僕は何が何だかわからずうキョトんとしてしまった

女は奇声を発しながら店内を走り回り

まばたきをしたいつの瞬間だったのか消えた

俺・後輩「え!?!??!?」

目を真っ赤に血走らせたオーナーが

「また来たのかよ…あいつはヤベェから気をつけろ」

俺「えっ!てかあの女どこ行ったんすか?!?!」

後輩「は???幽霊???は???」

興奮状態の僕と後輩はそれ以降の会話をあまり覚えてない

オーナーの話だと数年前から毛布を持った女が何度か来店しその女が来た日に売り上げはうなぎ上りになるらしかった

話の通りその日は客がドカドカ入り満卓になった

でもその話には続きがあって、その女に接客して相談に乗ったり優しい言葉を掛けると、そのホストは自殺してしまうという話だった

僕がホストを始める前に、数人その店でも自殺したらしかった

幽霊を初めて見た僕と後輩は興奮を抑えきれないと同時に自分たちが呪われてないか不安で仕事が手に付かずそれを心配するオーナーと一緒に三人でお払いに行ったがオーナーだけは神社の外で待っていた

オーナー曰く

「幽霊だろうと何だろうと、女は上手く使えば金になる、お祓いなんてもったいねぇよ。他のキャストにさっきの話するとビビってやめちゃうから言うなよ」

だそうです。

この人はどこまでもホストなんだなぁと変に関心した反面、体験した事にかなりビビってました

最初で最後の怖い体験で今年僕はホストを辞めたのでこの話を解禁しようと思い書き込みました

当時の後輩も僕も元気ですが後輩は右手の小指、僕は左足の小指が別々の事故で切断しました。

後輩はホストを辞めて鉄筋の作業中に僕はバイクでコケてコンクリの溝に靴が挟まっただけなんですけどね

小指で尚且つ同じ体験をした二人・・・

偶然とは思えないんです

その毛布の中にはホストの小指が入っていたんじゃないかな

何て今になって思います

歌舞○町でホストしてる人は、同じ体験した事がある人も居るんじゃないかな?

しようと思ってる人、してる人、白いワンピの毛布女だけは声掛けないほうがいいっすよ

出典元:
日々の恐怖 4月8日 歌舞伎町ホスト - 大峰正楓の小説・日々の
  • 恐怖体験談

幽霊ホスト小指毛布白いワンピース

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