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奇妙な体験談2024.07.11 hide

西校舎の不思議な親子

閲覧数:297人 文字数:1962 いいね数:2 0件

これは俺が小学4年生の時に経験した不思議な話。

不思議といっても、つい最近まで俺自身はこの体験を不思議だと思っておらず、よくよく考えれば怖い話よりの不思議な話だなと思い至り、ここに書き込むことにした。

その日は俺のクラスのお楽しみ会の日だった。

俺は自身が企画した

「お宝探しゲーム」

でクラスのみんなが楽しんでくれる姿を想像してワクワクしていた。

「お宝探しゲーム」

は俺たちの教室からスタートし、たとえば

「学校で一番長い階段」

というヒントをもらったら、そこに行けば次のヒントが手に入り、最終的にスタート地点の教室がゴールになるように設定してあった。

しかもグループごとにもらえるヒントは異なり、ルートも違うのでどのグループが一番速く教室に戻り、ロッカーに隠されたお宝を見つけられるか競えるようになっているという手の込みようだった。

それだけで当時4年生だった俺が、いかにこの企画に力を入れていたかが分かってもらえると思う。

クラスのみんなの出し物が次々と終わっていき、いよいよ俺の番。

俺は意気揚々とみんなにヒントカードを配り、

「よーい、スタート!」

と宣言した。

その瞬間だった。

「みつけたw」

とある3人組の女子がおもむろにロッカーを開け、中から俺が隠した宝物を取り出した。

宝物といっても、ただの折り紙で造った王冠だったが。

女子の手にぶら下げられた王冠を見て、俺は何が起きたのか理解できなかった。

頭が真っ白になり、辛うじて絞り出した声はなんとも情けないものだった。

「なん……え?」

3人組の女子はヘラヘラと笑いながら、その日の朝、登校した時に俺がロッカーに何かを隠しているのを見たと言った。

それを聞いた瞬間、俺は全身の血が激しく駆け巡るのを感じた。

心臓がドクンドクンと脈打ち、顔がカーッと熱くなる。

耐え切れず俺は教室を飛び出した。

名前を呼ぶ声が聞こえた気がしたが、気のせいかもしれなかった。

俺は悔しさと哀しさと怒りでぐちゃぐちゃになった気持ちを抱えながら廊下を駆け抜けた。

誰もいない場所に行きたくて俺は西校舎へと走った。

西校舎は家庭科室や図工室などの普段は使わない教室が並んでおり、なかでも最上階である3階には空き教室しかなかったため、とにかく一人になりたかった俺は迷わず3階まで駆け上がった。

3階の廊下の一番端。

非常口の前の廊下の突き当たり。

あそこなら誰にも会わず、誰にも見られることもないはずだった。

ところが。

その廊下の端には先客がいた。

生徒用の机を真向かいに合わせ、向き合って座る二人の人間。

一人は母親らしき女性、もう一人はその子どもらしき男の子だった。

俺がいきなり廊下に現れたことにも動じず、二人はただ向かい合って座っていた。

普通ならこの時点で引き返すだろうが、何を思ったか俺は二人に向かって歩き始めた。

奇妙なことに、男の子の机の隣にはもう一つ机があり、誰も座っていない椅子があった。

まるであつらえられたかのように用意されたその椅子に、俺はさも当然であるかのように座った。

そのまま机に突っ伏し、声を殺して泣いた。

人がいようが構わなかった。

母親は何も言わなかった。

子どもも何も言わなかった。

俺はこの体験を、何故か幼少期のよくある思い出として片付けていたのだが、よくよく考えると不思議な話である。

まず、その親子は一体何者なのか。

学校の先生ではなかったし、子どもにも見覚えはなかった。

関係者かとも思ったが、だとしても西校舎の、それも空き教室しかない最上階で、一体何をしていたのか。

そして何故、突然現れた俺に一言も話しかけなかったのか。

俺が母親の立場なら、泣きじゃくる俺に声をかけるか、あるいは子どもを連れてその場を立ち去るかしていただろう。

しかしその親子は一言も発さず、立ち去ることもせず、ただただ向かい合って座っていたのだ。

これを不思議と言わずして、なんと言うのだろう。

結局その親子については何も分からなかったし、誰かに話すこともなかった。

ただ、嫌な感じはしなかったので、もしも人ならざるものであったのだとしても、悪いものではなかったのかもしれない。

泣きじゃくる俺を見守ってくれていたのかもしれない。

今となっては何も分からないが、これが俺が小学4年生の時に経験した不思議な話だ。

出典元:
死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?378-5ch
  • 奇妙な体験談

小学生ズル大泣き宝探しゲーム

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