数年前、自分の身に起こった出来事を少し。
俺の住んでる田舎では年に一回、神社で祭りが開かれるんだけど
その祭りの中で、その年20歳になる男が神社の裏手にある山をダッシュで登って帰ってくる催し物があるんだ。
オコリ落しとか言って、田舎の成人行事みたいな物だ。
子供の頃から山にダッシュで入って、何やら札のようなものを取ってくる兄ちゃん達を応援してたんで、自分が20歳になった年、今度は自分の番だと思ったんだ
でもうちの爺ちゃんが、今年はオコリ落しに出ちゃならんって言い出して
ついにボケたかななんて思ってたんだけど
親父までその日は街に出てろなんて言うもんだから、仕方無しに大学の友達の部屋に泊めてもらったんだ
俺には同い年の幼馴染がいて、俺がオコリ落しに出ないことを、逃げたとか怖いんだろとか茶化してきたんだけど
祭りが終わって次の日、実家に帰ると爺ちゃんがすっ飛んできてやけに心配してくるから、なんなんだよ!?
って祭りに出させてくれなかったのが引っかかってたのもあって強めに聞いたら
「今年はミウツリ年(?)だから、お前を取られるわけにはいかんかった」と、よく分からないことを言う。
その日も暇だったんで、昨日の話を聞こうと幼馴染に連絡したんだけど全然繋がらない。
あいつんちのおばちゃんとも暫く会ってないなと思って、顔出しがてら幼馴染の家に向ったんだ。
そしたらおばちゃんがすごい形相で、わかってたんだろ!と詰め寄ってきた。言っていることは要領を得なかったんだけど、どうやら幼馴染が神主になると言い出したらしい。
どこに居るのかと聞くと神社だと。
よくわからないが神社に向かうと、幼馴染が袈裟?かなんかを着て境内を掃き掃除してた。
なにしてんだよと茶化しにかかったんだけど、参拝しないなら帰れ、仕事の邪魔をするなと言うばかりで取り合ってくれない。
さすがに腹が立ったんで実家に帰ってきた。
その後幼馴染と遊ぶこともなく、俺はそのまま街で就職したからめったに田舎には帰らなくなったんだけど
未だに帰るとおばちゃんには睨まれるし、幼馴染は他人行儀なまま。
当時いた彼女とも別れたみたいだし、神主になりたいなんて聞いたこともなかった。
あいつがなんで急に変わっちゃったのか、今でもわからない。
そう言えば前の神主も、あの祭りの日から見てない
>>267
不謹慎で申し訳ないですが、非常に興味深いですね。
神社の神様に選ばれたのか、表現悪いけど人身御供にされたのか。
浮世に残れてお爺さん親御さんに感謝ですな。
>>276
>>266
元々怪しかったけど、あの件からしばらくして爺ちゃんもすっかりボケちゃって
当時は幼馴染に嫌われたくらいにしか考えてなかったけど、爺ちゃんが止めてくれなかったら俺が神主になってたかもしれないですね…
>>284
>>267
次のみうつり年はいつなの?
継承されてないの?
>>263
身移り年…
>>286>>320
>>276
わからないです
爺ちゃんが言ってただけで他では聞いたことないし、親父も爺ちゃんが必死だから安心させようとしただけみたいで
でも、親父が言うには神主は代々独り身で、立候補した人が就くんだと言ってました
周りの人は幼馴染が立派な神主だと言って、急に人が変わったことはあんまり気にしてないみたいです
>>322
>>284
幼馴染みのおばちゃんの反応と爺さんの取られる訳にはいかん
という言葉からして幼馴染みは神主に身体を取られたとしか…
毎年やってるのは生贄候補に身移りの年を知られないようにするためかね?
立派な神主に成ったのに、目出度し目出度しじゃない感じなのが不思議なところだな
>>322
>>284
惚れられて婿入りしたんだよ。
山の神様は、男神と女神がいる。当たり前だが。この2人は兄妹神
日本神話では、親父の後を継いだ(力を多く授かった)のは女神の方
山の神様は、婿取りや嫁取りをする。と言う伝承が残っている地域が多い。
神主(巫女)になったり、山に入って行方不明になったり
勿論神様は重婚なんて認めないから、神様と婚姻している間は独身決定。(その代り、実家は加護を受ける)
婚姻期間は、地域(祀っている神様)に寄って変わる。1年~死ぬまで。と様々
>>323
>>286
>>320
なるほど幼馴染は乗っ取られたわけですか…
爺ちゃんもわかってたなら教えてくれれば、幼馴染も一緒に街に連れて行ったのに
>>324
>>322
女神相手なら。婿入り。
婿の実家は加護が貰えるけど、他に子供がいないなら家が絶える。
みうつりが、婿選びだとすると、次の開催の年は婿が引退する年だ
神は不浄を嫌うので、寿命が近くなった、大病を患った、という場合は離縁になる
(神社の神馬も、同じ理由で10年ほどでお役御免になる。その後は年金貰って牧場暮らし。という老後が待っている)
>>326
>>323
神社の神様が女神か男神かわからないんですけど
もし婿入りしたのなら、幼馴染は神様に惚れてる…?
急に他人行儀になった理由がわからないです
もしもう一度話してくれるなら、幼馴染にあの日のことを聞いてみたい
>>328
神主の話は普通にほんのり話かな
あと大体こういうのって事情知ってる奴らが
なんも詳しく教えてくれないよねー
その幼馴染みもおばちゃんもさ
>>331>>334
>>324
伝承は失われているんだろうけど、多分山の神は女神。
神様ってのは不浄と乱暴な態度を嫌うから、
婿入りや嫁入りをすると、婚家に併せて上品になる
此岸の人間の枠からはみ出て半神半人になるしね
多分、儀式のことを聞いても判らないと思うぞ。
神様は一般的に、姿を見られるのを嫌う。
なので人里に近づく時は獣の姿を借りる事が多い
観察して相手を見極めてから、姿を現す。姿を見た人間は完璧に惚れちまうそうだ
俺の地方だと、牝鹿に変化して山を見廻るといわれていて、
昔から牝鹿は禁猟になってる
隣県だと、山の神様が男神。ってトコがあるな
6歳で嫁入りする。子供なので養育は実家でされて、
大人になったら輿入れと言う約束の婚姻なんだが
11ぐらいで怪我をして不浄の身になった。という理由で神様にお詫びして離婚して貰う。
神の嫁としての真名を持ってて、その娘を娶ると市村に恩恵が来る。といわれている
ただ、集落の他の娘も「嫁入りの時の侍女」として儀式に参加するので、
誰が嫁かは外の人間には判らない。
一説によると、儀式の途中でうけいをして、嫁をきめるらしい
うけいの内容は秘密で、うけてる娘達も判らないという
ひょっとして天神さんとか弁天さんとか?>くだんの山
>>325
隠す必要が無いのにな
で、事が起こってから「なんであそこに入ったんだ!」って大人達から怒られるって寸法よw
>>326
そんな良い神様じゃない可能性もあるぞ
先代がいつの間にか消えてたってあるし、兄弟は行かせて投稿者は行かせず街に行かせている
地元にいたら不参加であってもマズイから街に出した可能性もある
というか、奉ってるのは祟り神の類いなのかも知れんよ
諸星大二郎の漫画にあった、あまりの貧しさに神様お迎えガチャがやめられなかった寒村の話を思い出した
そうだね。
そもそも人間の都合で良い神様、悪い神様もないんだろうけど。
>>326
幼馴染は神様の力でお上品に変えられたってわけですか
あの日まではとても神主なんかできそうにない奴だったんですが
前の神主はいなくなったけど誰も気にしてないし、どこか外れで隠居でもしてるのかもしれない
おばちゃんは怒ってるみたいだけど、幼馴染もちゃんと生きてるし
誰かが不幸になったのかと言われると、よくわからないけど
幼馴染が幸せなのかもわからない

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